田丸のブログ

田丸と申します

電動オナホ、ねぇ

セックスは他者との対話であり、オナニーは自己との対話である。すなわち、より良いオナニーを追い求めることは、自己研鑽そのものなのである。

 なんとなく(本当になんとなくだよ)Amazonで性玩具を漁っていたら、気になるアイテムを見つけた。「電動オナホ」。5000円。普通のオナホの2倍程度で、容易に手が届く価格だ。一抹の逡巡もなく、スーパーマ○オ3Dコレクションと一緒にポチってしまった。

 オナニーとは自らとの対話であるから、当然自らの身体を用いて性的快感を得なければならない。しかしながら、専業主婦たちは、高度経済成長期における家電の普及によって、家事の重荷から解放された。同様にして、オナニーにおける電動オナホの使用によって、僕は「オナニーからの解放」を勝ち取ることができるのではないか──そんな事を考えていた。

 届いたブツを早速開封していく。外観は黒い1.5Lの水筒みたいな異様な存在感を発揮しているが、卑猥さは一切感じられない。置物として置いていてもバレないだろう。蓋を開けるとしっかりと半透明なホールが装着されている。初回なのでハンドソープで軽く洗い、本体も充電する。この時までは僕は期待に胸を膨らませる1純粋な少年だったのだが……

 ローションをたっぷり注ぎ込んで(レビューにそうするのが良いと書いてあった)、開始。息子を挿入して電源を入れる。もちろんこのままでは何も気持ちよくない。当然だ。ホールを包み込んでいる外側部分だけが動いて、ホール自体は全く動かないのだから。ということで付属していた吸盤を取り出し、壁に取り付け──ここで困ってしまうのである。

 勃起した息子は「角度」を持っていて、しかもそれに固執する。壁に取り付けた場合にホールと息子の角度が一致しなければ、ちょっと困るわけだ。そういうわけで角度を調整すると今度は高さの調整が必要となり、高さを調整すると今度は角度を調整しなければいけなくなり……という具合なのだ。しかもこの作業を挿入したまま行わなければいけないから一層大変なのである。渋谷駅前の歩道橋架替え工事だって、ここまで精密な調整は必要なかったに違いない。

 こういうわけで非常に不本意な角度及び体勢でコトを行わなければならなかったのが残念だ。ホール自体の締め付けや内側の突起物による攻撃は大したことなかったものの、電動だけあってストロークの速さとトルクは中々のもので、まあ手コキ嬢並には気持ちいいかなという印象。あとは動作音が結構うるさい。ノイズキャンセリングを余裕で貫通してくるレベルのもので、VRゴーグルを使用して動画を見ていたのだが没入感はあまり期待したほどではなかった。

 賢者タイムに嫌々片づけと洗浄をして、今こうしてブログを書いています。個人的にはあまり購入はおすすめしませんが、僕が尊敬する人の言葉に「人生は冒険や!」というものもありますし、バブル期の専業主婦の気持ちでポチってみては?(適当)


  1. 流石にオナホ単体を見ても勃ちません